代表理事あいさつ

 この度は、日本古流柔剣術競技会(にほんこりゅうやわらけんじゅつきょうぎかい)のホームページをご覧頂きありがとうございます。
 私ども日本古流柔剣術競技会は、技と形を試合で磨き、武技を極める武道となります。組織と役割につきましては、日本古流柔剣術競技会は、全会員の段位等の管理をする組織、下部組織の日本古流剣術競技協会(にほんこりゅうけんじゅつきょうぎきょうかい)は剣術競技大会の運営管理を行う組織、古流柔競技協会(こりゅうやわらきょうぎきょうかい)は柔競技大会や小太刀競技大会の運営管理を行う組織となっております。
 さて、私ごとではございますが、幼少のころより、父の影響で古武道の形や打撃などの修練を積み、学生の頃にはスポーツ競技に汗を流しておりましたが、競技中にケガをしてもやり遂げるという場面に、たびたび出くわし勝利への執念には、武人の気迫を感じたことを今でも思い出されます。それ以来、古武道の技を用いたスポーツのような競技ができないものかと師匠に相談し、武具の開発を始めましたが、色々な技術的な問題等があり、試行錯誤を繰り返して来ました。5年前には念願であった、受ける・突く・叩くことができる武具が完成し、剣術競技や柔競技を作りあげることができました。
 また、2年前には、難題であった体格差や性別年齢に関係なく競技ができる小太刀競技を発案することができ、武具類を意匠登録することができました。納得のいく競技を作り上げるのに年数は掛かりましたが、競技者が満足できるものができたと確信しております。
 終わりに、私ども日本古流柔剣術競技会では、段位ごとに刃物に対する技と形を修得することから、子供たちへの護身術の指導育成などにも、取り組んでまいりたいと考えております。なお、世界の若者たちが私どもの競技を通じて、日本古来の武道の素晴らしさに興味を持ち、古武道の各流派が繁栄することになれば幸いです。

代表理事 鍋田知宏